院長のごあいさつ
-早期発見・早期治療 地域の頼れる医療機関を目指して-
何となく体の調子が悪い人や現在治療中だけれど症状が良くならない人は多いと思います。
現在の内科学は、その疑問に応えるために色々な検査を駆使します。その結果正確な診断がなされ、そうすると自ずと治療法がでてきます。
検査・診断・治療これらの手順全てに早さが求められるのです。
医学の発達を考えると、残念なことに治療学よりも診断学が急速な進歩を遂げました。
進行癌に関しては現在の医学でも必ず治ると言える治療法がないのが現状です。
しかし、癌を早期発見すると話は違ってきます。
早期癌は癌の種類によっては、逆に必ず治るのが現状と言ってよいでしょう。
ここで大切なことは、早期癌には全く症状がないことです。症状があるようになったら間違いなく進行癌です。
症状のない癌を見つけるには、患者様のご納得とご協力による検査しかありません。
生活週間病といわれる高血圧症、糖尿病、脂質異常症も同じ側面があります。
これらの生活習慣病は、皆、血管を破壊する疾患です。
そして血管がボロボロになってから現れる現代的な疾患は、心筋梗塞であり、脳卒中です。
いったん脳卒中になり麻痺が残ると、どんなにリハビリテーションを長年にわたって積み重ねても、なかなか元に戻らないのは、皆様が日常でよくお目にしていることです。
これらもまた早期発見をしてコントロールすることにより、その発生確率が非常に低くなることは今までの研究で証明されております。
だからこそ早いうちに検査をお受けになりコントロールすることが大切なのです。
症状が現れてから死に至るまでの時間は、癌は月単位、生活習慣病は年単位と考えてよいでしょう。そうなった時に後悔しても『時既に遅し』なのです。
当院で検査をお勧めするのは以上のような理由からですが、当然患者様には、「今日は風邪だけを診てほしい」のお声もあると考えています。
その際はご遠慮なくスタッフに申し出で下さい。可能な限り対応致します。
私どもは便利な医療機関ではなく、頼れる医療機関を目指しております。
単なる疾病の症状消失に邁進するのではなく、病態を明らかにして治療内容を決定致します。
何か体のことで疑問がありましたら我々の門を叩いてみてください。これらに応えるべく当院は日夜スタッフ共々知識の習得と技術の鍛錬に励んでおります。
共に悩みながらその問題を解決出来る者として我々を使っていただければ幸いです。
クリニック森の風 院長 藤﨑 吉文